あなたは今、職場のストレスにひどく悩んでいませんか?
生活するための収入を得たいけれども、職場のストレスで毎日がいっぱいいっぱいだったり、休みの日も仕事のことが頭から離れなかったり…。
職場に行くことを考えると毎朝起きるのが辛くなったり、夜はなかなか寝付けなかったり…。食欲もなくなり、何をやってもうまくいかないと悲観的になって、やる気が出ない…。
そのような状況で仕事を続けていると、心も体も悲鳴を上げて、やがては心身の病気につながりかねません。
職場のストレスで限界を感じたとき、私たちはどうすればよいのでしょうか?
どうやって自分自身の心と身体を守っていけばよいのでしょうか?
そこで、この記事では
- 職場で限界を感じるほどのストレスとはどのようなものか?
- ストレスで限界を感じると、私たちの心身はどう変化してしまうのか?
- 職場内や外でストレスを緩和、解消する方法はないのか?
といったことについて探っていきたいと思います。あなたにとって良い解決法が見つかり、お悩みや辛さが少しでも軽くなると幸いです。
Contents
職場で限界を感じるほどのストレスとは…?
厚生労働省の調査によると、職場で強いストレスを感じている事柄がある人の割合は、全体の労働者の53.3%にものぼるそうです。
区分 | 労働者計 | 強いストレスとなっていると感じる事柄がある |
100 | 53.3 | |
(就業形態) | ||
正社員 | 100 | 57.1 |
契約社員 | 100 | 47.6 |
パートタイム労働者 | 100 | 37.7 |
派遣労働者 | 100 | 43.3 |
引用:令和3年厚生労働省 労働安全衛生調査(実態調査)
仕事や職業生活に関する強いストレスの有無及び内容別労働者割合
仕事にストレスはつきものとは言え、強いストレスは積み重なると仕事への意欲や体力の減退、精神や自律神経のバランスを崩す大きな要因となってしまいます。
そのような限界を感じるほどのストレスとは、どのようなものなのでしょうか。
1.残業が多く、休みもとれない
まず仕事の量自体が多く、規定の勤務時間内に仕事を終えられない日が続いたり、休日も出勤しなければいけなかったりという過重労働があげられます。
ひどい場合は休憩時間すら取ることができず、心身は疲労・消耗するばかりで回復する余裕がありません。
2.業務内容が自分に合っていない
仕事として行う業務内容自体が自分に合っていない場合もあります。
業務そのものが苦手なことであったり、長時間続くと耐え難いものであったりする場合、仕事を続けることがとても困難なことに感じられてしまいます。
また、自分の能力以上のことを求められたり、できないことを強制されたりすると、できない自分を責めてしまい、仕事への意欲も奪われてしまいがちです。
3.人間関係がうまくいかない、パワハラやセクハラがある
人間関係の問題は退職理由の一番の要因といっても過言ではないくらい、働く人にとって大きな悩みの種です。
上司や同僚とのコミュニケーションがうまくいかなかったり、高圧的な態度に出られたり、対立関係からプレッシャーを感じたりなど様々です。
ひどい場合は、パワハラやセクハラなどの嫌がらせを受けたりするケースもあり、そうなると職場に行くこと自体が大変苦痛を伴うものとなってしまいます。
4.厳しいノルマなどに対するプレッシャー
販売や営業職などでは特に、会社によっては厳しいノルマが課せられることもあり、毎月の営業成績に対する強いプレッシャーにより、仕事への意欲が減退していくケースもあります。
上司から強い叱責が頻繁にあった場合などは特に、自責の念を感じ職場に居づらい状況が続くことになります。
5.職場環境が合わない
そもそも仕事をする環境自体が自分に合わない場合もあります。
例えば働く場がひどく散らかっていたり、騒がしかったり、寒かったり暑かったり、酷い臭いがしたり…。
五感を強く刺激し過ぎる職場環境は、仕事を続ける上で徐々に耐え難いものとなってしまいます。

ストレスで限界を感じたら心身はどう変化してしまうのか…?
それでは、職場でこのような強いストレスを受け続けた場合、私たちの身体や心はどう変化してしまうのでしょうか…。
心と身体はそれぞれに変調をきたし、徐々に次のような症状が現れてきます。
1.身体の変化
- 夜眠れない、眠りが浅く途中で起きてしまう
- 逆に寝すぎて朝、起きれなくなってしまう
- 食欲がない、又は食べすぎてしまう
- 全身がだるく、身体が重い。疲れがとれない
- 頭痛やめまいがする
- 動悸息切れがする
- 肌が荒れ、蕁麻疹が出る
- 胃痛、腹痛、便秘や下痢
- 肩こり、首こり、腰痛など身体が固くなる
2.心の変化
- イライラして怒りっぽくなる
- 集中力や注意力が低下し、仕事でミスが増えてしまう
- 無感動になり趣味などが楽しめなくなる
- やる気が出ず、無力感を感じてしまう
- 自分を責め、自分には価値がないと思い込んでしまう
- 何をやってもうまく行かないと悲観的になる
- 出社するのが辛く、朝起きるのも辛くなる
- ちょっとしたことで涙が出て、止まらなくなる
- 死んでしまいたい、とさえ時々思う
職場で強いストレスを感じ続けると、自律神経に様々な乱れが生じ、全身がだるいといった倦怠感や夜寝付けないといった睡眠障害などが現れてきます。
頭痛やめまい、動悸や息切れ、胃痛や腹痛、蕁麻疹などの様々な不調サインが現れ始めます。固く重く、コントロールできない身体は自分のものではないようにさえ感じられます。
身体が不調を訴えると精神の方も力を失い、何に対してもやる気が出ず無力感を感じ、自分は何をやってもだめだ、といったマイナス思考にどんどん偏っていってしまいます。
楽しかったことが楽しいと感じられなくなったり、頭はどんよりとして物事を考えられなくなったり、無性に悲しくなって涙が止まらなくなったり…。
朝起きても会社に行くのが怖くなり、何をやってもどうせ駄目だと悲観的になり時には死んでしまいたいとさえ思うことも出てきます。
心と体は深く繋がっているため、このようなストレスサインは相互に作用し、どんどん負のスパイラルにはまり、悪循環から抜け出しにくくなってしまいます。
恐ろしいことにこれらの症状を放置していると、やがては大きな体の病や心の病に発展しかねません。
そしてそこから回復するには長い年月を要する場合もあり、ご自身の人生に与えるダメージは大変なものとなってしまいます。

職場のストレスで限界を感じたら、どうすれば良い?
では、このように職場のストレスで限界を感じてしまっている時、私たちはどうすればよいのでしょうか?自分自身を、どう守っていけばよいのでしょうか?
1.職場内で解決法を探す
- 会社内で相談しやすい上司や窓口に相談する
ストレスの原因が職場内で解決できる問題であれば、上司や会社の相談窓口などで相談をし、現状の聞き取りと職場環境の改善をお願いしてみるのがまず第一でしょう。
例えば、業務内容を変更してもらったり、配置移動をお願いしてみたり、職場の環境改善を提案してみたり、勤務日を調整してもらったりなど、ストレスを少しでも和らげるよう努めてもらうことは、会社側にとっても必要な措置といえるでしょう。
- しばらく休暇をとる
そのような相談が心身ともに無理な場合は、一旦休暇を申請して十分に心と身体を休めながら、解決法を探るのもおすすめです。
会社の同僚や気を許せる先輩や後輩など、相談できる人に話を聞いてもらうことから始めてみるのもよいでしょう。
誰かに悩みを聞いてもらうだけで、心は随分と楽になります。どういうところを改善していけばストレスをあまり感じすに仕事ができるか等、同じ職場の人の意見も聞いてみましょう。

2.職場外で解決法を探す
- 家族に相談し、サポートしてもらう
職場で限界を感じ心身が疲れ切っている状態では、ご家族もきっと心配されていることでしょう。
職場やご自身の状況をありのままに素直に話し、アドバイスを受けたり、サポートしてもらうと状況も変わってくるかもしれません。
一人で悩みを抱え込まず、身近な人にまずは相談してみられることをおすすめします。
- 個人向け相談窓口の利用
厚生労働省が運営する『こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト』では、働く人の心身の不調や不安・悩み等メンタルヘルスに関する相談を受付けています。
相談は電話、LINE、メールより受付け。過重労働やパワハラ、キャリアに関することや心の健康に関する相談など、それぞれの悩みに合わせた専用相談窓口の紹介も行っています。
- カウンセリングを受ける
最初は少し勇気がいるかもしれませんが、心療内科を受診してカウンセリングを受けることもおすすめです。
自律神経失調症やストレスから起こる様々な心身の変調に対して、適切な薬と精神療法で症状を落ち着かせることができますし、ストレスを感じやすい認知のクセなども少しずつ修正していくことが可能です。
また、これからどうしていけばよいか、カウンセリングを通して一緒に考え、より良い道を心の内側から模索していくことは、ご自身の成長にもつながります。

3.退職をしてよりよい職場を探す
1.2.の方法を実践してもうまくいかない、もしくはそのような段階ではないほどに現在の職場に対して、心身が耗弱しきっている場合は、退職も視野に入れましょう。
ご自分の心身を守るために退職をすることは、働く人の当然の権利です。
後ろめたく感じる必要はありません。心身の健康があってこその仕事なのですから、それが保てない職場に居続けてはご自分の人生を大きく損ねることになってしまいます。
勤務先での退職までの手続きの流れはおおよそ次の通りです。
- 会社規定に沿って、退職の意思を伝え退職願を直属の上司に提出する。
一般的には、退職の意思表示や退職願の提出は退職前の1ヶ月前には行うよう規定しています。それが難しい場合、民法上では退職希望日の2週間前までに告知すればOKとされていますので、遅くても2週間前には伝えておくとよいでしょう。 - 有休の消化や会社への返却物の確認などを行う。
可能な範囲で業務の引き継ぎや、取引先へのあいさつなども済ませておけるとよいでしょう。
- 退職届の提出、会社からの貸与物の返却
健康保険被保険者証、会社支給の備品、社員証、制服、携帯電話、業務マニュアルなど、会社から支給されているものはすべて返却します。
- 退職時に必要な書類を受け取る
雇用保険被保険者証、源泉徴収票、離職票、退職証明書など
無事退職が完了したら、しばらく心身を休めるか、もしくは心機一転し転職活動を始めましょう。
今回の就業・退職経験から、どのような会社でどのような働き方をしたいか、業務内容や職場環境なども見直しながら、一つ一つ検討していきましょう。
4.退職代行サービスを利用する
理想としては、3.の手続きをご自身で進めたいところですが、精神的にも肉体的にも限界で難しい場合は、退職代行サービスを利用されるのもおすすめです。
退職代行サービスは、ご自身で退職の手続きを取ることが難しい場合、代理で手続きを行ってくれるサービスです。
退職を言い出しにくかったり、心身の限界からすぐにでも会社を辞めたいと思っている場合、依頼をすればあなたに代って退職の意思を勤務先に伝達してくれ、スムーズに退職ができるよう手配してくれます。
退職するにあたっての有給休暇の消化や残業代の未払い給与の請求、退職金の請求などの交渉事も、業者によって請け負う事が可能です。
特に、パワハラやセクハラ、会社から引き留めに合っている場合や、心身耗弱状態の方は、会社と接点を持つこと自体が苦痛で仕方ないことでしょう。
その点、退職代行サービスを利用すれば、依頼後は一切会社への出社や連絡は不要となります。その間、心と身体を休ませることもできますし、新しく気持ちを切り替えて転職の準備を始めることもできます。
退職代行サービスを使うと会社への返却物も郵送で済んだり、退職にまつわる複雑な書類の手続きも代行してくれるので、手続きにかかる精神的な負担は激減します。
退職後も転職の支援やアフターフォローを行ってくれる業者も多く、二人三脚であなたの退職と転職をサポートしてくれます。
ここではいくつかおすすめの退職代行サービスをご紹介しておきます。
あなたの心身を守り、代って退職手続きを完了させてくれる心強いサービスです。
おすすめの退職代行サービス3選
1.退職代行ニコイチ

会社名 | 株式会社ニコイチ |
料金 | 一律27,000円(税込) ※追加料金なし |
受付時間 | 7:00~23:30 (年中無休) |
無料相談 | LINE・電話・メールにて可能です |
対応できる雇用形態 | 正社員・アルバイト・パート・契約社員・試用期間中 |
退職代行ニコイチは、日本で一番最初に退職代行を始めた会社です。そのため、信頼性が高いと評判です。
LINE・電話で退職代行ができるので、スマホ一台で退職手続きが完了します。(最短10分)
ニコイチは、退職に必要な手続き、退職後に必要になる書類の受け取りや貸与物の返却等の退職前・退職後に必要な手続きをすべて代行してくれます。(丸投げOK)
また、ニコイチにはプロの心理カウンセラーが在籍しています。精神的に辛い状況にあり心のケアが必要な方が、安心して気軽に悩みや疑問を相談できるよう環境を整えています。
退職完了後は、転職先が決まっていない方に転職エージェントを紹介するサービスも行っています。万一退職ができなかった場合は全額返金の保証付き。
正社員にかかわらず、アルバイト、パート、契約社員、試用期間中でも依頼することが可能です。
\心理カウンセラー在籍!/
2.退職代行リトライ

会社名 | 行政書士翔(かける)事務所 |
料金 |
|
受付時間 | 9:00~17:30 |
無料相談 | 随時 電話、LINEにて受付 |
対応できる雇用形態 | 正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト、パート |
退職代行リトライは、行政書士翔(かける)事務所が運営する退職代行サービスです。
法律の知識を持った行政書士が、相談を受け、法律に基づいた判断のもと、勤務先企業への退職の意思の伝達、不備のない退職届の作成、郵送等を請け負ってくれます。
また、不当就労やパワハラ、人手不足などで退職に踏み切れない方でも、安心して相談、手続きを任せることができます。
電話やラインで相談受付後、最短で即日退職が可能。退職成功率は100%で、退職できなかった場合は、依頼金を全額返金してくれます。
全国からの相談はもちろん、地域にも密着しており、兵庫県の一部では対面での相談も可能です。親身に相談にのってほしい、安心して、法律の専門家に対処、対応してほしいとお考えの方におすすめのサービスです。
\退職の書類手続きも安心してお任せ/
3.弁護士法人みやび

会社名 | 弁護士法人みやび |
料金 | 55,000円
|
受付時間 | 24時間対応(LINE・メール) 営業時間:10:00〜21:00 |
無料相談 | LINEまたはメールで無料相談が可能 |
対応できる雇用形態 |
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弁護士法人みやびは、法律のプロである弁護士が退職手続きの代行を引き受けます。
そのため、退職とあわせて残業代などの未払い給与の請求や、有給休暇の申請、退職金の請求といった会社側との交渉が可能です。(これらの交渉は弁護士の資格がないと非弁行為にあたるため、行うことができません。)
その他、会社側から損害賠償請求が生じたなど、トラブルに発展してしまった場合も、そのまま安心して対応を任せられます。
相談は全国からLINE、メールにて受付。依頼後は即日での円満退社を目指してくれます。
また、弁護士のみが対応できる公務員・自衛隊・業務委託の退職代行も可能です。もちろん会社員・契約社員・アルバイトでの利用もできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。職場にストレスはつきものですが、限界まで耐え心身を壊しては何の意味もありません。
まずは身近にいる人に相談をして、ストレスを自分一人で抱え込まないようにすることが大切です。その上で、ストレスの要因を取り除いたり軽減できるよう会社側に働きかけてもらうことも重要です。
相談できる窓口は、会社の外にもありますし、しばらく休暇を取って心身を休め、カウンセリングで現状や心の内を整理することもおすすめです。
それでも問題が解決できないようならば、「退職」というかたちをとるのも、人生を前へ進める大きな一歩です。罪悪感を感じる必要は全くありません。
ご自分の心身を守るために、退職を言い出し辛かったり一刻でも速く仕事を辞めたい時は、退職代行サービスの利用をぜひ検討してみられてください。
きっとあなたの力となり、新しく、力強く生まれ変わるあなたのことを応援してくれることでしょう。
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